紙用撥水剤 セレスタール 40R

本品は、特に段ボールライナー、クラフト紙、その他一般紙用として開発された撥水剤です。近年の古紙含有量の増加、抄紙・塗工スピードの高速化にも対応できるように機械的安定性を向上させた商品です。加工適正、防滑性など良好な性能も有り、各種の加工条件にでも極めて優れた撥水性が得られると共に、水滴の紙への浸透を防止する効果(耐水性)も発揮致します。

一般性能

成分 石油系ワックス、石油樹脂、天然樹脂変性物
界面活性剤、水
外観 微乳黄白色液状
固形分 33%
pH 10(1%水溶液)
粘土(m pa s) 40
イオン性 アニオン/ノニオン

特徴

  1. 各種ライナーなど紙種によらず高撥水性を得る事が出来ます。
  2. 機械的安定性に優れ、抄紙・塗工スピードの高速化に対応できます。
  3. 耐熱性・耐加圧保湿性に優れ、古紙含有量が多く撥水性が含浸しやすい紙にも、使用できます。
  4. 撥水性と同時に耐水性にも優れます。
  5. 乾燥時の温度依存性が少なく安定した効果を発揮します。
  6. 滑性に与える影響が少ない。

標準使用方法

5~10倍に希釈のうえ、6~8g/m2(wet)量を紙表面にロールコーター等で塗布してください。
(希釈倍率は、塗工機のwet塗工量により調整して下さい。)

性能

耐加圧保温性能試験

塗工条件

使用ライナー クラフトライナー
白ライナー①(古紙含有量30~40%)
白ライナー②(古紙含有量50~60%)
使用濃度 10%、20%、40%(希釈水:水道水)
塗工法 マイヤーバーにて塗布
塗工量 約8g/m2(wet)
乾燥温度 90℃×30秒

加圧・保温条件

加熱温度 60℃
加圧圧力 15kg/cm2
ライナー 撥水剤 撥水剤濃度 乾燥温度 耐加圧保温性能試験後の撥水性R
初期 1時間後 4時間後
Kライナー セレスタール40R 10% 90℃ 10 8~9 7~8
20% 90℃ 10 9~10 8~9
弊社品 10% 90℃ 10 8~9 7~8
20% 90℃ 10 9~10 8~9
他社品 10% 90℃ 10 6~7 6
20% 90℃ 10 9 7
白ライナー① セレスタール40R 10% 90℃ 10 7 6~7
20% 90℃ 10 7 7
弊社品 10% 90℃ 10 7 6~7
20% 90℃ 10 7 7
他社品 10% 90℃ 9~10 4~6 2~4
20% 90℃ 10 6 4
白ライナー② セレスタール40R 10% 90℃ 10 0 0
20% 90℃ 10 4 4~6
弊社品 10% 90℃ 8~9 0 0
20% 90℃ 10 4 4~6
他社品 10% 90℃ 7~8 0 0
20% 90℃ 9 4 4~6

セレスタール40Rの乾燥温度による影響について

ライナー 撥水剤濃度 乾燥温度 耐加圧保温性能試験後の撥水性R
初期 1時間後 4時間後
Kライナー 20% 60℃ 10 9~10 8~9
20% 90℃ 10 9~10 8~9
20% 120℃ 10 9~10 8~9
白ライナー① 20% 60℃ 10 7 7
20% 90℃ 10 7 7
20% 120℃ 10 7 7
白ライナー② 40% 60℃ 10 6 4~6
40% 90℃ 10 6 4~6
40% 120℃ 10 6 4~6

対熱性試験

塗工条件

使用ライナー クラフトライナー
白ライナー①(古紙含有量30~40%)
白ライナー②(古紙含有量50~60%)
使用濃度 10%、20%、40%(希釈水:水道水)
塗工法 マイヤーバーにて塗布
塗工量 約8g/m2(wet)
乾燥温度 90℃×30秒

加圧・保温条件

加熱温度 120℃×2分、180℃×2分
ライナー 撥水剤 撥水剤濃度 乾燥温度 耐加圧保温性能試験後の撥水性R
120℃×2分 180℃×2分
Kライナー セレスタール40R 10% 90℃ 6 4~6
20% 90℃ 7 6~7
弊社品 10% 90℃ 6~4 4~6
20% 90℃ 6~7 6~7
他社品 10% 90℃ 6~4 4
20% 90℃ 6~7 6
白ライナー① セレスタール40R 10% 90℃ 4 2~4
20% 90℃ 6 4~6
弊社品 10% 90℃ 4 2~4
20% 90℃ 6 4~6
他社品 10% 90℃ 2 0~2
20% 90℃ 4 2
白ライナー② セレスタール40R 10% 90℃ 0 0
20% 90℃ 2~4 2~4
弊社品 10% 90℃ 0 0
20% 90℃ 2~4 2~4
他社品 10% 90℃ 0 0
20% 90℃ 2~4 2~4

セレスタール40Rの乾燥温度による影響について

ライナー 撥水剤濃度 乾燥温度 耐加圧保温性能試験後の撥水性R
120℃×2分 180℃×2分
Kライナー 20% 60℃ 7 6~7
20% 90℃ 7 6~7
20% 120℃ 7 6~7
白ライナー① 20% 60℃ 6 4~6
20% 90℃ 6 4~6
20% 120℃ 6 4~6
白ライナー② 20% 60℃ 2~4 2~4
20% 90℃ 2~4 2~4
20% 120℃ 2~4 2~4

機械的安定性

JIS-K-6392(合成ゴムNBRラテックスの試験方法)に準じる。
固形分を6.7%に調製した試料溶液に20Kg/cm2の荷重をかけ、5分間機械的シェアを与える。
試料溶液の濾過残渣(スカム)の析出率により評価する。

スカム発生率(%)=(スカム発生量)/(試料溶液の固形分量)×100

撥水剤 スカム発生率(%)
セレスタール40R 0.08~0.15
弊社品① 0.60~1.10
弊社品② 0.10~0.15
他社品 0.08~0.15

滑り防止性試験

JIS-P-8147(紙及び板紙の摩擦係数試験方法)に準じる。

塗工条件

撥水剤 撥水剤濃度(%) 滑り確度(度)
セレスタール40R 10 21.5
20 20.0
弊社品 10 22.0
20 20.0
他社品 10 20.5
20 19.0

耐摩擦性試験

JIS-P-8136(板紙の耐摩擦強さ試験方法)に準じる。
500gの荷重をかけ、塗工面同士を摩擦する。摩擦試験後の撥水性にて評価する。

塗工条件

使用ライナー 白地クラフトライナー (古紙含有量30~40%)
使用濃度 10%、20% (希釈水:水道水)
塗工法 マイヤーバーにて塗布
塗工量 約8g/m2(wet)
乾燥温度 90℃×30秒
撥水剤 撥水剤濃度(%) 耐摩擦試験後の撥水性R
50回 100回
セレスタール40R 10 8〜9 8
20 9~10 9~10
弊社品 10 8 7~8
20 9~10 9~10
他社品 10 7 6~7
20 9 7

荷姿

18kg 石油缶

ご注意

本製品をお取り扱いされる場合には、必ず製品安全データシート(SDS)をご参照の上、充分に注意してお取り扱い・ご使用下さる様お願い申し上げます。 また、ここに収録しました資料は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際のご使用における条件は多岐にわたりますので、個々の最適処方は御社で充分にご検討下さい。