ケミカット加工促進剤 DYK-1125

ニューレーヨン(強力レーヨン、ポリノジック、テンセル、リヨセル等)の風合加工は、現在ほとんどがセルロース分解酵素によるバイオ加工が行われています、しかし、酵素の使用条件による風合のブレや更には減量に起因する強度低下が頻発します。

今般弊社において開発した風合加工は、ケミカット加工と称します。

ケミカット加工は、優れた反撥性のある柔軟な風合を付与しますが、酵素加工のような強度低下が小さいことが最大の特徴です。更に、ケミカット加工は、ニューレーヨン以外に綿やポリエステル及び、ポリエステル混にも応用できます。

ケミカット加工は最新の加工で、従来の酵素加工と共存しながら、新しい素材の可能性を広げていく有力な風合加工として発展していくものと確信致します。

一般的性状

外観 無色液体
イオン性 カチオン
pH 弱酸性
溶解性 水に易溶

ケミカット加工例

伴試布 テンセル織布
処理 工程 処理条件
1 糊抜き 80℃×10分
2 薬剤処理 DYK-1125 2.0g/L
NaOH(フレーク) 10% o.w.f.
IPキレートD-40 0.5g/L
浴比 1:20~1:30
95℃~Boil×60分
3 湯洗  
4 酸中和 酢酸 2cc/L 80℃×10分
5 アニオン洗浄 7WA-62 3g/L
80℃×20分
6 水洗  
7 柔軟剤処理 ビクロンL-81 2g/L
シリコーランAX-700 1g/L
40℃×20分

結果

加工布の引裂強度への影響
  たて よこ
原反 3,925g
(100%)
3,816g
(100%)
ケミカット加工
(柔軟剤あり)
4,791g
(122%)
3,375g
(88%)
酸性バイオ加工(1)
(柔軟剤あり)
2,490g
(63%)
2,460g
(64%)
酸性バイオ加工(2)
(柔軟剤あり)
1,793g
(46%)
2,485g
(65%)

注)バイオ加工:50℃×60分

上記に示すように、バイオ加工では芯のない柔軟性だが、強度低下が大きい。しかし、ケミカット加工では、柔軟で反撥力の風合いで、強度低下は小さい。

水質特性値

DYK-1125 1g/Lに対する測定値。
BOD5 0ppm
CODMn 31ppm
n-ヘキサン 10ppm

荷姿

17kg 石油缶

ご注意

本製品をお取り扱いされる場合には、必ず製品安全データシート(SDS)をご参照の上、充分に注意してお取り扱い・ご使用下さる様お願い申し上げます。
また、ここに収録しました資料は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際のご使用における条件は多岐にわたりますので、個々の最適処方は御社で充分にご検討下さい。